スペイン

概要

ForSANTAMARIA!スペインです。MTWでは強力だったものの、RTWでは再弱勢力、M2TWで盛り返したと思ったら、ETWでは中堅弱の位置に収まりました。で、NTWではどうかというと、悲しい事にETWより低い弱小国家のようです。
スペインは国家の特徴として歩兵は標準部隊に比べ装填が-10されているかわりに防御と士気が+1上昇しているようです。

各兵科説明

散兵
ユニット名兵数射程精度装填弾数近攻突撃近防士気速度射撃方法コストDLC特性
Guerillas901002515153145?Free Fire550×軽歩兵 杭 ゲリラ 良スタミナ
Cazadores901004035155977?Free Fire630×散兵 軽歩兵

まずは散兵です。スペインには二種類の100Range散兵がおり、一つはGuerillas、もう一つはCazadoresです。また、125Rangeの散兵はいません。
Guerillasは射撃能力が非常に低い散兵ですが、コストは安く、また杭を置く能力を持って居ます。ゲーム中、90人部隊が杭を置けるのはこのGuerillaだけです。
スペインの低い対馬能力を考えると、このGuerillasは非常に重要になります。
しかし、射撃能力は低く、100Rangeの散兵としては最低の能力を持ちます。また、しゃがむ能力がありません
カサドールはポルトガルのカサドールと違い、能力は平均的な散兵弱、ただ残念な事に国家特徴のせいで射撃能力が普通の散兵よりも弱くなっています。しかし、そのぶん安くもなっています。

全体的に見て、スペインの散兵は能力的には最低の水準にあるといえるでしょう。しかし、杭を置く能力やコストパフォーマンスの関係もあり、一概に弱いと言う事はできません。

戦列
ユニット名兵数射程精度装填弾数近攻突撃近防士気速度射撃方法コストDLC特性
Provincial Militia12080305104954?Free Fire420×
Line Infantry1208040351061097?Free Fire640×F&A 方陣
Grenadiers9080452010816119?Free Fire870×擲弾 F&A 方陣 動揺抵抗
Guardias de Infanteria120805065109141412?Free Fire1130×F&A 方陣 鼓舞 動揺抵抗 最大4

スペインには戦列系統の兵科が四種類居ます。民兵系統のProvincialMilitia、戦列のLineInfantry、グレネーダーのGrenadier、エリート戦列のGuardias de Infanteriaです。

まずはProvincialMilitiaですが、通常のMilitiaより防御と士気が高いものの、射撃能力が他国のMilitiaに比べ大幅に劣っており、また、値段も上がっています。
Militiaとしてはこのコストは致命的なほど高く付きます。使う意味はほとんどありません。

LineInfantryも国家の特性で射撃能力が低下しています。が、Militiaと違い、他国の標準戦列に比べ安くなっています。ただ、その代償か、動揺抵抗を失っています。
射撃能力は低いとはいえ、値段と士気もあり、撃ち合いでは他国の戦列に引けをとりません。
ただ動揺抵抗がないため、ハサーあたりの突撃をまともに食らった場合一撃で敗走する可能性を含んで居ます。
故にLineInfantryを主力にする場合、方陣と騎兵阻止が重要になります。

GrenadiersはまぁGranadiersですが、士気が9なのと、白兵能力が上がっているため、通常のGrenadierに比べては若干使いやすくなっています。
しかし、それでもGrenadierのままなので使うさいには注意が必要です。

GuardiasDeInfantriaはスペイン唯一のエリートとはいえ、他国と比べ、装填が遅いため使いづらいです。
さらに、値段も高いため、コストパフォーマンスは劣悪です。
また、場合によってはスウェーデンと同じように装填完了しているのに打たないバグを起こします。
しかしながらスペインは編成の関係上、必然的に金が余るので、必然的にGuardiasDeInfantriaは雇用されることになります。

スペインの戦列は散兵と同じく、最低の水準にあります。ただ、散兵と同じく、コストパフォーマンスの関係から弱いと結論する事はできません。

騎兵
ユニット名兵数射程精度装填弾数近攻突撃近防士気速度射撃方法コストDLC特性
Mounted Cazadores608040301071057?Free Fire600×騎射突撃 乗降可
Dragoons4580352510915117?Free Fire650×乗降可 ◆陣形 動揺抵抗
Hussars45000091566?白兵のみ550×◆陣形 良スタミナ
Line Cavalry45000081486?白兵のみ580×◆陣形
Guardias da Corp45000013191811?白兵のみ990×◆陣形 鼓舞 動揺抵抗 最大4

スペインの騎兵は特性の補正がなく、他国の標準騎兵と同じ能力です。そのため、歩兵に比べるとだいぶ使い安い印象を受けます。

スペインの五種類の騎兵の内、おそらくもっとも強力なのはMountedCazadoreでしょう。
MountedCazadoreは銃騎兵で突撃前に敵に向かって発砲します。
この攻撃はその人数もあり、非常に強力な一撃となっています。また、白兵中でも銃撃を選択する事で、他の騎兵相手にも互角に戦うことが可能です。
対騎兵能力が非常に重要なスペインにて唯一有効な対騎兵騎兵ということもあり、出番は少なくありません。

Dragoonsは、スタンダードなDragoonの能力です。役割的にはLineCavalryと似ています。
LineCavalryはDragoonより安いものの、性能は低い、DragoonはLineCavalryより性能がいいものの、高い。
どちらを使うかは好みでしょう。
ただ両者ともHussarsやMountedCazadoresに比べコストパフォーマンスが高いとはいえず、使い辛い印象を受けます。

Hussarsはスペイン唯一の軽騎兵です。また、スペインで最も安い騎兵でもあります。ただ、槍騎兵の援護が期待できないスペインでは、Hussarsはあまり活躍しにくいでしょう。
しかしながらHussarsが他の騎兵に比べ使いやすいのも事実でMountedCazadoreに慣れないというのなら、Hussarを使ったほうがよいでしょう。

GuardiasDaCorpはスペインで最重量級の騎兵です。フランスのCuraccierのように防御力が高いので、オスマンのエリート槍騎兵戦でもある程度は持ちます。
もちろん、ある程度以上は持ちませんし、速度も遅くコストも高いのであまりお勧めできるユニットではありません。

総評として、スペインの騎兵は可もなく不可もなく、といったような位置にある気がします。

砲兵
ユニット名兵数砲数火力射程精度装填士気速度種類コストDLC特性
9-lber Foot Artillery1842552045303?直射砲710×鈍足
12-lber Foot Artillery1843060035303?直射砲810×鈍足

大砲はというと、まぁ12Iberがあるので一応はなんとかやってけますが、Howitzer系統が皆無なので少し厳しいです。

編成指南

スペインは非常に柔軟な編成を取ることが出来ますが、出来ることならスペインの長所を生かしたいところです。スペインの長所とは、低エンドユニットの安さ。
CazadoresやGuerilla、HussarsやMountedCazadoresなどの低コストユニットを生かすことにより、高コストユニットとのハイ・ローミックスをすることが可能です。
高コストユニットの中で一番能力が高いのはGuardiaDeInfantriaです。
彼らは射撃能力は特記すべきほど高くないとはいえ、士気は非常に高く、金銭があまるスペインとしては、雇用して損はありません。
もちろん、スペインにはGuardiasDaCorpsという高コスト騎兵もいますが、信頼性の面ではGuardiaDeInfantriaに劣ります。

スペインの最も弱い点は戦列が騎兵に弱い点。この弱点をぬぐうため、GuerillaやMountedCazadoresで弱点を補強しましょう。

凡例

Joaquin 9StarGeneral *1
MountedCazadores *8
Cazadores *2
LineInfantry *7
Gurdias da Corps *2

この編成は対騎兵戦力を非常に多く揃えると同時に戦列、散兵共に十分な量を揃えているのが特徴です。
また、非常に強力な将軍を雇用する事で、CazadoresにMountedCazadoresのようにあまり士気の高くないユニットもより長時間の戦闘に耐えられるようになっています。
この編成は非常にバランスが良く、敵がなにかの兵種に特化した場合でも優々と対策を繰り出すことが可能です。
欠点を上げるとするならば、散兵層の薄さです。この編成ではあえて散兵層を薄くしています。なぜなら散兵層を厚くしたところでスペインでは厚い散兵層を打ち破れないからです。
もし、敵の散兵層が厚い場合は騎兵で撥ね殺したいところです。
しかし、もし騎兵が対敵騎兵の任務に従事せねばならない場合、敵の散兵は野放しになります。
故に敵が騎兵と散兵を厚くした場合、苦戦は免れないでしょう。

戦術指南

戦いは数だよ兄貴!

対スペイン指南

スペインは前述の通り、数に任せた戦い方しかできません。
そのためその数に驚かされず、じっくりあせらない戦いをすれば、意外なほどに簡単にスペインは崩れてしまいます。
平常心を大切にしましょう

スペインを相手にする場合、Lancer系統より、Hussar系統のほうが効果的でしょうが、Hussarはスペインの騎兵でも止まる可能性があります。
それゆえに、騎兵は一種類に頼らず、軽と槍、もしくは銃を適度な数量で混ぜるようにしたいところです。
また、スペインの戦列は騎兵、特にHussar系統に弱いので騎兵を重点的に持っていくべきでしょう。

スペインの散兵を相手にする方法は二種類あります。125Rangeで削るか、100Rangeで撃ちあうか。騎兵で跳ねる必要すらもありません。
ロシアでもないかぎり、スペインに散兵戦で引けをとるなどと言う事はないのですから。
125Rangeで相手にする場合は、引き撃ちをちゃんとして、接近させないようにしましょう。
流石に同Range内での撃ち合いなら数の利からCazadoreのほうがRifleに対し有利になってしまいます。
故に、スペインを相手にする場合は散兵を忘れずに持って行きたいところです。

スペインの戦列は撃ち合いは弱いですが、中々敗走しにくいでしょう。故に戦列はエリート等で質をあげるより普通の戦列の数を揃えたいところです。
撃ち合いは長引くでしょうが、スペイン有利に進むと言う事はまずないはずです。じっくりあせらずと進めましょう。